首をかしげるトイプードルと、原因を問いかけるクエスチョンマークのイラスト
犬|原因

犬の涙やけの主な原因とは?毎日繰り返す理由を解説

「朝きれいに拭いたのに、夕方にはまた茶色い筋が…」そんな愛犬の涙やけに、疲れを感じる飼い主さんは少なくありません。この記事では、犬の涙やけがなぜ起こるのか、毎日のように繰り返してしまう理由を、犬種・顔立ち・食事・生活習慣という4つの視点でわかりやすく整理します。

結論:犬の涙やけの主な原因は大きく4つ

犬の涙やけは、①犬種・顔立ちなどの体の特徴、②食事・水分、③生活環境、④目元の清潔状態、という4つの要素が組み合わさって起こります。

つまり「一つの原因を取り除けばスパッと治る」というものではなく、うちの子に当てはまる要素を 少しずつ整えていく積み重ね が涙やけ対策の基本です。

1. 犬種・顔立ちによる「体の特徴」

同じ環境・同じフードで暮らしていても、犬によって涙やけの出やすさはかなり違います。これは生まれ持った 目の構造や顔立ち の差が大きいためです。

涙やけが出やすいとされる犬種

  • トイプードル:涙量が多く、被毛が長いため目元に涙が残りやすい傾向があります。
  • マルチーズ:白い被毛に色が目立ちやすく、涙やけの代表的な犬種として知られます。
  • シーズー・パグ・ペキニーズ:短頭種で鼻涙管の通りに個体差があり、涙が流れやすくなります。
  • ポメラニアン・チワワ:小型犬は涙管が細く、詰まりやすい傾向があるとされています。

もちろん「その犬種だから必ず涙やけが出る」わけではありません。ただ、出やすい体の特徴を持っている子は、日々のケアの優先度が高くなる、と理解しておくと納得しやすくなります。

顔立ち・被毛の影響

  • 目の周りの毛が長く、目に入ってしまう子は刺激で涙量が増えやすい
  • 目頭の皮膚のたるみや睫毛の向きで、涙が眼表面にうまく広がらないことがある
  • 短頭種は眼球が前に出ていて涙の蒸発が早いとされる

2. 食事・フードの影響

涙の量と質、そして体のめぐりは 毎日の食事 と切り離して考えられません。合わないフード・過剰な添加物・消化しづらい原材料は、涙やけに影響することがあるとされています。

  • 主原料の質:原材料の最初に書かれているものが、そのフードの主役です。不明瞭な表記が多いものより、主原料が明記されているものを選びやすい傾向です。
  • 添加物:保存料・着色料・香料など、多用されているものは見直し候補に。
  • 水分量:ドライフード中心の子は、水を飲む量が少ないと涙の質にも影響しやすいと考えられます。
  • おやつ:フードを整えても、おやつが多すぎて栄養バランスが崩れているケースは少なくありません。
💡 ポイント: フードを変えるときは一気に切り替えず、1〜2週間かけて少しずつ混ぜ替えると、お腹への負担を抑えられます。

3. 生活環境・習慣

室内環境や日々の過ごし方も、実は涙やけに関わっています。

  • 空気の乾燥・ほこり:目の刺激になり、涙の分泌が増えやすくなります。
  • タバコの煙・強い芳香剤:目にも呼吸器にも刺激。使う場所を分ける配慮を。
  • 散歩コース:草むらに顔を入れる子は、花粉や植物片が目に入ることがあります。
  • ストレス:環境変化・留守番時間の長さは、体調を通じて涙の状態にも影響すると考えられます。

4. 目元の清潔状態

涙やけは 「涙そのもの」よりも、涙が残って酸化した結果 として色がつきます。つまり、涙が出ること自体は自然なことで、そのあとどれだけ清潔に保てるかが仕上がりに直結します。

  • 朝晩の拭き取りで涙を残さない
  • 目の下の被毛を長くしすぎない
  • 濡れたままにしない(シャンプー後や水飲み後も含む)

今日から見直せる「4つの原因」チェック

一度に全部を変える必要はありません。以下の順で、うちの子に当てはまるもの から1つずつ見直してみてください。

  1. 目元の拭き取りを朝晩の習慣にする
  2. フードの原材料と量を確認する
  3. 水をしっかり飲める環境を整える
  4. 部屋の空気・散歩コースなどの環境要因を1つ見直す

うちの子に合うケアを見つけよう

愛犬の性格タイプから暮らしやケアのヒントを得られる診断や、涙やけケア特集もあわせてご覧ください。

よくある質問

涙やけが出やすい犬種はありますか?
トイプードル・マルチーズ・シーズー・ポメラニアン・チワワ・パグなど、涙量が多い犬種や鼻涙管が細い犬種、短頭種、被毛の長い犬種で目立ちやすい傾向があります。犬種が出やすい傾向を持っている場合は、日々の拭き取りと食事の見直しを優先すると整えやすくなります。
犬の涙やけは食事で変わりますか?
関係があると考えられています。合わないフードや添加物の多い食事、消化しづらい原材料は、涙の質や体のめぐりに影響することがあります。ただし食事だけで完結するものではなく、清潔維持や環境ケアとあわせて整えるのが基本です。
子犬の時期と成犬で原因は違いますか?
子犬期はまつ毛の向きや睫毛内反、歯の生え替わり時期の鼻涙管への影響などが原因になることがあります。成犬では食事・環境・加齢の影響が相対的に大きくなる傾向です。時期ごとに観察ポイントが少し違うと考えておくと安心です。
涙やけは放っておいて大丈夫ですか?
軽度の涙やけはこまめなケアで整えられることが多いですが、急に量が増えた・片目だけに出る・目をこすっている・充血しているといった場合は動物病院で診察を受けてください。自己判断での長期放置はおすすめしません。

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